凄腕コラム

哲学書
高柳哲人 

 函館12Rの北海ハンデキャップで連覇がかかるマイネルダイナモにとって、前走のHTB杯(11着)は、散々なレースになりました。  まず、スタート直後に挟まれて、道中は本来よりも後方の位置を取らざるを得なくなってしまいました。さらに、直線では前がふさがる形となり、力を全く発揮できないままゴールを迎えることに、レース直後、力負けではなく、消化不良の内容にぶぜんとした表情を見せた安藤勝が「何かピリッとしないまま終わっちゃったね」と口にしたのも納得がいきます。  前走よりも距離が延びるのは、この馬にとっては明らかにプラス材料。トップハンデでも問題ないでしょう。 ◎1○6▲5★11△9

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