牝馬が一度、波に乗ると手が付けられない。「格」や「実績」が勢いの前に吹き飛んでしまうことは少なくない。阪神10RのセントウルSのコスモベルはまさに今が旬。6月の福島戦も強かったが、前走の佐世保Sは馬場が荒れた最終週というのに芝1200メートル1分7秒2で楽勝。この時計は3週前の北九州記念を0秒3も上回った。連闘で昇級戦をはね返すだけの重みがある。